航空券代は「スープ代」だと思っている
誤解を恐れずに言います。 私がJAL(日本航空)を選ぶ理由。それはマイルのためでも、定時運航率のためでもありません。
すべては、あの「黄金の液体」を摂取するためです。
JALの名物、「ビーフコンソメスープ」。
私にとって飛行機の移動時間は、ただの輸送タイムではなく、「天空のスープ喫茶」に入店するための儀式に過ぎません。
地上で飲むのとは「次元」が違う
このスープ、実はスーパーやAmazonでも売っています。
明治(meiji)が製造する「JAL ビーフコンソメ」という市販版で、国産ビーフエキス100%の本格派です。
でも断言します。 空の上で飲むコンソメは、地上の3倍美味いんです。
「気圧の関係で味覚が変わるから」という科学的な理由はたしかにあります。
機内は地上より気圧が低く、舌が感じる塩味や甘味が鈍くなるそうです。
だからこそ、しっかりとした旨味と塩気のあるコンソメスープが、いつも以上に「沁みる」わけですね。
でも、理由はそれだけじゃない気がしています。
冷え切った空港から機内に乗り込み、少し乾燥した空気の中で、CAさんから手渡される熱々のカップ。
フタを開けた瞬間に立ち上る、濃厚なビーフの香り。
一口飲むと、冷えた体にじんわり沁みていく塩気と旨味。
あれはただのスープではありません。 旅人のHPを一瞬でチャージしてくれる「ポーション」ですよ。
70年愛される「空の定番」
ちょっとだけ真面目な話をさせてください。
JALが機内でコンソメスープを出し始めたのは、1954年2月2日。
国際線の第1便(羽田→ウェーキ島→ホノルル→サンフランシスコ)に積まれたのが最初と言われています。
当時はホテルで作ったスープを機内に運んでいたそうです。
それから約70年。
今は粉末をお湯で溶かすスタイルになりましたが、あの「機内で飲むコンソメ」という文化は変わっていません。
(参照:JAL公式「ビーフコンソメ・オニオンコンソメ」 https://www.jal.co.jp/jp/ja/shopping/jalselection/soup-consomme/ )
70年も愛され続けている機内ドリンクって、冷静に考えるとすごいことですよね。
私が愛する「最高のまどろみセット」
ここで、私の機内での「絶対的なルーティン」を紹介します。
これが決まった瞬間、私はエコノミー席で王様になります。
- スープを受け取る(絶対にフタ付きで。香りを閉じ込めるため)
- 個人用モニターを操作
- 「海外のドッキリ番組」を再生する
これです。 難しい映画は見ません。
言葉がわからなくても笑える、頭を使わないドッキリ映像をぼーっと眺める。
そして、冷めないうちに濃厚なコンソメをちびちびと啜る。
「あぁ、今は誰からも連絡が来ない」 「ただスープを飲んで笑っていればいい」
ゴーッというエンジンの重低音と、温かいスープ。 この安堵感こそが、「まどろみ旅」の頂点なのです。
おかわりは「賛辞」である
あまり大きな声では言えませんが、私は時々おかわりをします。
一杯目で冷えた体を温め、二杯目で旨味をじっくり味わう。
CAさんに「もう一杯いただけますか?」と聞くのは恥ずかしいことではありません。
むしろ「あなたの会社のスープは最高です」という最上級の賛辞です。
(もちろん、揺れている時や忙しいタイミングでは我慢しますよ)
ちなみに、機内では「ビーフコンソメ」以外に「オニオンコンソメ」が選べることもありますが、私は断固としてビーフ派。この信念は揺らぎません。
自宅でも飲めるけど、やっぱり違う
先ほど書いた通り、市販版は明治から「JAL ビーフコンソメ」として販売されています。
スーパー、Amazon、JALの公式ショッピングサイトなどで買えますよ。
自宅で飲んでも美味しいです。朝食にパンと合わせたり、夜食にちょっと一杯、という使い方も最高。
でもね、やっぱり違うんですよ。
エンジンの振動、乾いた空気、窓の外に広がる雲の上の景色。
この「装置」が揃って初めて、コンソメスープは本気を出すんです。
だから私は、自宅用にも買いつつ、飛行機に乗るたびに必ず頼む。
「地上版」と「空バージョン」を飲み比べて、「やっぱり空の方が美味い」と確認する儀式を繰り返しています。
次の旅は「スープ」を目的にしてほしい
もし次にJALに乗る機会があれば、なんとなくコーヒーやジュースを選ばないでください。
「コンソメスープ、ください」
その一言で、あなたの移動時間は「我慢の時間」から「至福のまどろみタイム」に変わります。 私たちが払っている航空券代の8割は、たぶんこのスープ代なのですから。
(参照:JAL公式サイト https://www.jal.co.jp/jp/ja/ )
(参照:明治「JALスープ」公式 https://www.meiji.co.jp/foods/soup/jal_soup/ )
【スマホ保存用:JALコンソメスープを最高に楽しむチェックリスト】
- ドリンクサービスが来たら迷わず「コンソメスープ」と言う
- フタはすぐに開けず、まず香りを楽しむ □ 一口目はゆっくり。冷えた体に沁みるのを感じる
- モニターは頭を使わない番組を選ぶ(ドッキリ、自然映像など)
- 二杯目が欲しくなったら、遠慮せずCAさんにお願いする
- 自宅用に市販版「JAL ビーフコンソメ」を常備しておく
- 地上版と空バージョンの味の違いを確かめる儀式を楽しむ
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