はじめに:なぜ、わざわざ海外に行ってまで「何もしない」のか。
この旅は「何をするか」ではなく、「何をしないか」を決めた時点で完成します。
「せっかくタイに来たんだから、寺院巡りしなきゃ」
「トゥクトゥクに乗って、ナイトマーケットで買い物しなきゃ」
そんな強迫観念は、日本(羽田空港)に置いてきました。
今回の旅の目的は「観光」ではありません。
**「人間修復」**です。
日々のデスクワークで固まった肩。
満員電車で静かに削られていくメンタル。
これらを治すには、日本のマッサージでは時間が足りません。
私が選んだのは、微笑みの国・タイ、バンコク。
ここでは、日本の3分の1の価格で王様のような扱いを受けられ、
「暑いから」という理由で堂々とタクシーに乗り、
1日数時間のスパを受けても、誰にも怒られません。
今回は、徹底的に自分を甘やかす
**3泊4日の「バンコクまどろみ旅」**をご提案します。
今回の旅のスペック表(いかに「動かないか」)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| まどろみ度 | ★★★★★(強制シャットダウン級) ※歩かない・考えない・全スケジュールが疲労ゼロ設計 |
| 移動手段 | Grab(配車アプリ)一択。電車は使いません |
| 宿泊エリア | リバーサイド(チャオプラヤー川沿い)※最重要 |
| 主な活動 | マッサージ約10時間、ホテル滞在、昼寝 |
| 禁止事項 | トゥクトゥク交渉、屋台の立ち食い、寺院の階段 |
| 予算感 | 約10万円〜(航空券別) |
※まどろみ度は「歩行量・移動ストレス・予定可変性」を基準に独断評価しています。
合わないと思った人は、ここで閉じていただいて構いません。

【3泊4日】人間修復・モデルコース
この4日間で、観光に使う体力はほぼゼロです。
【1日目】移動もまた「スパ」である
16:00 バンコク(スワンナプーム空港)着
あえて深夜便ではなく、昼便で到着するのが体力温存のコツ。
17:00 AOTリムジンでホテルへ
【まどろみテクニック】
一般タクシーの行列には並びません。
空港公認のAOTリムジンで、並ばず・静かに・革張りシートで移動。
この数千円の課金が、到着後の疲労度をゼロにします。
18:00 ホテル着・チェックイン
19:00 バルコニーでシンハービール
外には出ません。
川を行き交う船を眺めながら、ルームサービスでパッタイとビール。
湿った夜風が、「ああ、外国に来たな」と教えてくれます。
初日は「何もしなかった」という成功体験を作る日です。

【2日目】1日5時間のマッサージ合宿
10:00 遅めの朝食(マンゴー食べ放題)
13:00 一軒家スパ
「Divana Nurture Spa」(約4時間)
都会の隠れ家。庭に足を踏み入れた瞬間、空気が変わります。
おすすめメニュー:Spa Nurture Prestige
- 足湯(花びら入り)
- ボディスクラブ
- ウォームオイルマッサージ
- フラワーバス
終わる頃には、
自分が個体から液体になったような感覚に陥ります。
※長時間施術が不安な人も、途中で必ず体調確認があります。また予約は日本語対応の「KKday」「Klook」が楽。
18:00 ホテルへ戻り、軽く食事をして即就寝
副交感神経が優位になりすぎて、もう何もできません。

【3日目】座ったまま観光+追いマッサージ
11:00 アイコンサイアム(ICONSIAM)
ホテルの無料シャトルボートで移動。風が心地いい。
1階の屋内水上マーケットで、
「冷房が効いた安全な環境」で市場気分だけ味わいます。
14:00
「Asia Herb Association(アジアハーブアソシエーション)」
【滞在:約3時間】
日本人経営で安心。
名物は生ハーバルボール。
メニュー:
- タイ古式マッサージ+生ハーバルボール(計3時間)
蒸した薬草玉を全身に押し当てられ、
Day2で緩んだ筋肉が、さらに深部まで溶けていきます。
17:30 ワット・アルンを「見に行かず、眺める」
対岸のレストランから、
夕焼けとライトアップを座ったまま鑑賞。
旅先で一番美しい景色は、たいてい「対岸」にあります。

【4日目】最後の足掻き(あがき)
10:00
「Health Land(ヘルスランド)サトーン店」(約2時間)
大邸宅のような空間で、
タイ古式マッサージ2時間=約700バーツ。
日本なら1万円超。
最後の最終確認です。
ここで痛みが残っていたら、それは日本に持ち帰る用です。
14:00 空港へ
人間修復・マッサージ総時間まとめ
- Day2:Divana Nurture Spa(4時間)
- Day3:Asia Herb Association(3時間)
- Day4:Health Land(2時間)
▶ 合計:約9〜10時間
合計約10時間は、贅沢ではなく「回復の最低ライン」でした。
【宿泊】ホテルから一歩も出ない幸せ
シャングリ・ラ バンコク(Shangri-La Bangkok)
この旅の成否は、ホテル選びで9割決まります。
選ぶべきは
「クルンテープ・ウィング(別館)」。
1. 全室バルコニー付きの「私だけの展望台」
ビール片手に川を眺める時間が、
どんな観光名所よりも贅沢。
2. 宿泊者専用プールという静寂
鳥の声と水音だけ。
午前中が、静かに溶けていきます。
3. リバーサイド・ラウンジの魔力
- 静かな朝食
- アフタヌーンティー
- 夕方のカクテルタイム
つまり、「腹が減ったらラウンジへ」。
この旅が向いている人/向いていない人
向いていない人が明確な旅ほど、向いている人には深く刺さります。
向いている人
- 旅行後、なぜか疲れて帰ってくる人
- 観光より回復を優先したい人
- 有休を「休養」に使いたい人
向いていない人
- 初タイで全部見たい人
- 暑さと行列が苦にならない人
まどろみ旅・3つの注意点
- マッサージ翌日は詰め込まない
- 冷房対策は必須(薄手パーカー)
- スパは事前予約が正義
どれも守らないと、修復ではなく反動が来ます。
まとめ:自分を直す旅に出よう
観光名所を巡る旅は、思い出を増やします。
でも、何もしない旅は、自分を取り戻します。
疲れ切ったまま次の毎日へ戻るくらいなら、
一度くらい、海外で「自分を修理」してもいい。
バンコクは、そのために最適な場所です。
旅から帰る時、「また頑張ろう」ではなく「もう大丈夫」と思えたら成功です。



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