はじめに:空港は「戦場」ではなく「休息の地」
「飛行機に乗る頃には、もうクタクタ…」 そんな経験はありませんか?
広い空港を歩き回り、人混みでお土産を選び、搭乗口の硬いベンチでスマホを見る。これでは、目的地に着く前にHP(体力)がゼロになってしまいます。
当ブログ『まどろみ旅のしおり』が提案するのは、「空港で何もしない」という贅沢です。 早めにチェックインを済ませて、シャワーを浴びたり、ふかふかのベッドで仮眠したり、ただ流れる夜景を眺めたり。
今回は、羽田空港(第1・第2・第3ターミナル)にある、頑張らない大人のための「休憩・仮眠スポット」を完全網羅しました。
1. 【第1ターミナル(JAL)】北と南の静寂
まずはJALユーザーおなじみの第1ターミナル。ビジネスマンが行き交う忙しい場所ですが、エアポケットのように静かな場所があります。
本気で寝るなら:『ファーストキャビン羽田ターミナル1』
到着ロビー(1階)にある、飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルです。 「宿泊」のイメージが強いですが、実は「ショートステイ(時間貸し)」が最強です。
- 料金目安: 2時間 2,000円〜3,000円程度
- 設備: ベッド、テレビ、大浴場(!)
- 使い方: 誰にも邪魔されず、足を伸ばしてベッドで2時間寝る。さらに大浴場で湯船に浸かる。これだけで、エコノミークラスの移動が「ビジネスクラス並み」に快適になります。
ゲート内の穴場:『POWER LOUNGE NORTH』
保安検査を抜けた後にあるカードラウンジ。 中央にあるラウンジは混雑しますが、北ウイングの端にある「NORTH」は比較的空いています。 大きな窓から飛行機を眺めつつ、無料の青汁やコーヒーを飲んで、搭乗開始ギリギリまで「無」になりましょう。
2. 【第2ターミナル(ANA)】個室でリセット
ANA側にも、極上の引きこもりスポットがあります。
完全個室の贅沢:『羽田エクセルホテル東急』
出発ロビー直結のホテル。ここには「デイユースプラン」があります。 カプセルホテルではなく、「普通のホテルの客室」を使えるのがポイント。 シャワーを浴びてバスローブに着替え、シモンズ製のベッドにダイブする。数時間の滞在ですが、貴族のような気分で体力を回復できます。
3. 【第3ターミナル(国際線)】天空のまどろみ
「国内線しか乗らないから関係ない」と思っていませんか? 実は、ターミナル間無料バスですぐ移動できる第3ターミナル(および直結の羽田エアポートガーデン)こそが、最新の「まどろみ特区」です。
最強の風呂:『泉天空の湯 羽田空港』
2023年に全面開業した、空港直結の天然温泉です。 ここがすごいのは、「露天風呂から富士山と飛行機が見える」こと。 お湯に浸かりながら、離陸する飛行機を目で追いかける時間は、言葉にできない開放感があります。
- 休憩スペース: リクライニングチェアが多数あり、フルフラットに近い状態で仮眠が可能。
- 深夜対応: 24時間営業なので、早朝便の前乗りや、深夜便の到着後にも使えます。
4. 【私の過ごし方】夜の展望デッキという「特等席」
ここまでは「施設のベッド」を紹介しましたが、私が一番好きな「休憩」は少し違います。 それは、第1ターミナルの「展望デッキ」です。特に夜がおすすめ。
宝石箱のような滑走路
夜の羽田空港は、無数の誘導灯が宝石のように輝いています。 轟音を上げて飛び立つエンジンの音、冷たくて澄んだ空気、そして静寂。
私はいつも、缶コーヒー(または温かいお茶)を1本買って、デッキのベンチに座ります。 スマホは見ません。ただ、離着陸する飛行機をぼーっと眺めるだけ。
「あの飛行機には、これから故郷へ帰る人が乗っているのかな」 「あっちの飛行機は、これから海外へ行くのかな」
そんなことを妄想していると、旅の前の高揚感と、不思議な落ち着きが同時にやってきます。 お金をかけなくても、ここが世界で一番贅沢なラウンジかもしれません。

5. 空港仮眠の「三種の神器」
最後に、空港で快適に休むために私が必ず持っていくアイテムを紹介します。
- ノイズキャンセリングイヤホン: 空港はアナウンスだらけです。「耳栓」代わりにして、静寂を作ります。
- 大判のストール(またはパーカー): 空港は夏でも寒いです。顔にかけて光を遮断したり、布団代わりにしたりと万能です。
- スマホのアラーム(バイブのみ): これが一番重要。快適すぎて寝過ごしたら大惨事です。必ず搭乗時刻の30分前には起きられるようセットしましょう。
まとめ:移動の前こそ、休もう。
「空港では何か買わなきゃ、見なきゃ」と焦る必要はありません。 お気に入りの「寝床」や「景色」を見つけて、スイッチを一度オフにする。 そうしてチャージした体力は、到着した後の旅を100倍楽しいものにしてくれます。
次の旅は、少し早めに空港へ行って、贅沢な「何もしない時間」を過ごしてみませんか?



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