
航空券代は「スープ代」だと思っている
誤解を恐れずに言います。 私がJAL(日本航空)を選ぶ理由。それはマイルのためでも、定時運航率のためでもありません。
すべては、あの「黄金の液体」を摂取するためです。
JALの名物、「ビーフコンソメスープ」。 私にとって飛行機の移動時間は、ただの輸送タイムではなく、「天空のスープ喫茶」に入店するための儀式に過ぎません。
地上で飲むのとは「次元」が違う
このスープ、実はスーパーでも売っています。しかし、断言します。 機の上で飲むコンソメは、地上より3倍美味い。
気圧の関係で味覚が変わるから? そんな科学的な理由はどうでもいいのです。
冷え切った空港から機内に乗り込み、少し乾燥した空気の中で、CAさんから手渡される「アッツアツのカップ」。 フタを開けた瞬間に立ち上る、濃厚で暴力的なまでのビーフの香り。 一口飲むと、五臓六腑に染み渡る塩気と旨味。
あれはただのスープではありません。旅人のHP(体力)を一瞬で全回復させる「ポーション」です。
私が愛する「最高のまどろみセット」
ここで、私の機内での「絶対的なルーティン」を紹介します。これが決まった瞬間、私はエコノミー席で王様になります。
- スープを受け取る(絶対にフタ付きで。香りを閉じ込めるため)
- 個人用モニターをつける
- 「海外のドッキリ番組」を再生する
これです。 難しい映画は見ません。言葉がわからなくても笑える、頭を使わないドッキリ映像をぼーっと眺める。 そして、冷めないうちに濃厚なコンソメをちびちびと啜る。
「あぁ、今は誰からも連絡が来ない」 「ただスープを飲んで笑っていればいい」
ゴーッというエンジンの重低音と、温かいスープ。 この安堵感こそが、『まどろみ旅』の頂点なのです。
おかわり?当然です
あまり大きな声では言えませんが、私は時々おかわりをします。 一杯目で冷えた体を温め、二杯目で旨味をじっくり味わう。
CAさんに「もう一杯いただけますか?」と聞くのは恥ずかしいことではありません。むしろ「あなたの会社のスープは最高です」という賛辞です。(※もちろん、揺れている時や忙しい時は我慢しますが!)
次の旅は「スープ」を目的にしてほしい
もし次にJALに乗る機会があれば、なんとなくコーヒーやジュースを選ばないでください。
「コンソメスープ、ください」
その一言で、あなたの移動時間は「我慢の時間」から「至福のまどろみタイム」に変わります。 私たちが払っている航空券代の8割は、たぶんこのスープ代なのですから。



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