今夜は、お布団の上でフランスへ巡礼の旅に出かけます。
こんばんは。まどろみトラベラーのかおるです。
突然ですが、「旅は移動じゃない、妄想だ。」がモットーの私でも、さすがに「ここはいつか本当に行ってみたい…」と憧れてしまう場所があります。
それが、フランスの西海岸にぽっかりと浮かぶ島、世界遺産「モン・サン・ミッシェル」。
海に浮かぶあの幻想的な修道院。 でも、ご存知ですか? パリからでも電車とバスを乗り継いで片道4時間…。遠い…。
…というわけで、今夜も「まどろみ旅」の出番です!
Googleストリートビューを使えば、旅費ゼロ、移動時間ゼロ。今この瞬間、お布団にくるまったまま、あの幻想的な島へ「巡礼」の旅に出かけることができるんです。
この記事では、お布団にいながらモン・サン・ミッシェルの参道から修道院の頂上まで、中世の巡礼者気分でじっくり巡る「まどろみ旅」の完全ガイドをお届けします。
気分は巡礼者!モン・サン・ミッシェルってどんな場所?
本格的な「まどろみ旅」に出発する前に、旅の気分を最高に盛り上げるための「しおり」を少しだけ。
気分は巡礼者!妄想の「ホタテ貝」を身につけよう
モン・サン・ミッシェルは、ただの観光地ではありません。 昔からキリスト教の偉大な「巡礼地」でした。
当時の巡礼者たちは、「ホタテ貝(コキーユ・サンジャック)」をカバンや胸にぶら下げていたそうです。これが巡礼者の目印。
私たちも、さっそく妄想のホタテ貝を胸に下げてみましょう。 (うん、気分が出てきました!)
聖地であり、「フランスを守った要塞」
なぜこの島がこれほど神聖な場所とされるのか?
伝説では、大天使「ミカエル」が「この岩山に聖堂を建てよ」とお告げをしたのが始まりだとか。
そして、この大天使ミカエルこそ、あのフランスの英雄「ジャンヌ・ダルク」に神託を授けた天使だと言われています。
イギリスとの百年戦争の時代、周囲がすべてイギリス軍に占領されても、このモン・サン・ミッシェルだけは難攻不落の「要塞」として、陥落しなかったそうです。
…ただの美しい島じゃない。ここは聖地であり、フランスの誇りを守り抜いた砦なんですね。 (妄想が深まってきました)
いざ、幻想の島へ!巡礼の道(参道)を渡る

さあ、準備は万端! まずは、ストリートビューで島へと続く一本道「参道(橋)」に降り立ちましょう。
・ワープ先 https://x.gd/kepnJ
目の前に、だんだんと近づいてくるモン・サン・ミッシェルの威容…。壮大です。
スーッと深呼吸してみましょう。お布団の中ですが、気分はもうフランスの海の上。ひんやりとした潮の香りがしませんか?
昔は干潮の時しか渡れず、満潮になると道が消えていたそうです。巡礼者たちは命がけだったんですね…。 今はこうして安全な橋から(しかもお布団から)眺められることに感謝です。
中世の街並み「グランド・リュ(大通り)」を散策
参道を渡りきり、いよいよ島の入口「王の門」をくぐります。
・ワープ先 https://x.gd/tzp02
ここからは、石畳の急な坂道「グランド・リュ(大通り)」を登っていきます。両側には、中世の雰囲気たっぷりの建物がぎっしり! お土産屋さんやレストランが並んでいますね。
お店の看板を覗き見てみましょう。 あ!やっぱり「ホタテ貝」モチーフのお土産がたくさんあります。
おっと、あそこに見えるのは、名物「ふわふわオムレツ」で有名な「ラ・メール・プラール」じゃないですか? かつての巡礼者たちも、この坂道でこんな風にお腹を空かせていたのかもしれませんね。
荘厳な「修道院」と「ラ・メルヴェイユ」へ

ハァ…ハァ… 険しい坂道を登りきり、ついに修道院の入口に到着です。
・ワープ先 修道院入口 https://x.gd/cJq1g
・ワープ先 回廊 https://x.gd/HG3EDa
修道院の中は、外の喧騒が嘘のように静かで、荘厳な空気が流れています。 特に「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれる回廊(中庭を囲む廊下)は必見です。
細い柱がリズミカルに並ぶ回廊。ここで中世の修道士たちは何を思い、何を祈ったのでしょうか。
きっと、ジャンヌ・ダルクも勝利を祈った「大天使ミカエル」の厳かな力が、今もこの空間に満ちている…。そんな気がしてきます。
修道院のテラスから「絶景」を独り占め
さあ、まどろみ旅のクライマックスです。 修道院の「西のテラス」に出てみましょう。
・ワープ先 https://x.gd/IOaSO
見てください、この景色! さっき私たちが渡ってきた参道と、広大なサン・マロ湾(干潟)が一望できます。
遮るものが何もない、この世の果てのような絶景…。 これを、お布団にくるまりながら独り占めできるなんて、最高の贅沢だと思いませんか? 遠くまで来た甲斐がありました(一歩も動いてないけど)。
聖地と要塞の「まどろみ旅」はいかがでしたか?
お疲れ様でした!これにてフランス「モン・サン・ミッシェル」への巡礼の旅は無事終了です。
ただ美しいだけでなく、巡礼者たちの祈りや、ジャンヌ・ダルクの時代の歴史が息づく、奥深い「まどろみ旅」になりました。
旅費ゼロ、時差ボケもなし。 それでいて、心はしっかりフランスの聖地に巡礼できました。
やっぱり「旅は移動じゃない、妄想だ。」
さて、次のまどろみ旅では、どこの国へまどろみに行きましょうか?


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