旅に出たはずなのに、帰ってきたら、なぜか疲れている。
このブログは、そんな人のための**「疲れない旅の提案」**です。
観光地を回り切った達成感よりも、「ちゃんと休めた」という感覚を持ち帰ること。
それを最優先に、旅を設計する。
今回は、冬のイベント攻略がテーマ。
北海道・小樽の冬の風物詩**「小樽雪あかりの路」**を、並ばず、凍えず、ただ“まどろむ”ための行程を組みました。
🗺️ 今回の旅のスペック表
今回の旅は、こんな内容です。
| 項目 | 内容 |
| 日程 | 【1泊2日】 |
| 行き先 | 【北海道・小樽】 |
| 目的 | 【冬の絶景を無傷で見る/寒暖差を楽しむ】 |
| 主な行動 | 【昼散歩1時間・部屋から鑑賞・温泉】 |
| 移動 | 【JR(札幌⇄小樽)・徒歩】 |
| 歩行量 | 【少】(昼の1時間のみ) |
| 宿泊 | 【ホテルソニア小樽(カナルビュー指定)】 |
| 予算感 | 【約35,000円〜】(宿泊費込) |
| まどろみ度 | ★★★★☆(4.5) |
| 向いている人 | 【寒がり・人混み嫌い・雰囲気重視】 |
| 向いていない人 | 【全会場制覇したい人/自撮り命の人】 |

💬 この旅を一言で言うと
この旅は、**「暖房の効いた特等席での映画鑑賞」**です。
スクリーンは窓ガラス。
上映作品は「極寒の運河とキャンドル」。
自分だけは暖かい場所で、ポップコーン代わりのパンロールをかじりながら、高みの見物をする。
そんな、少し背徳的で、とても大人な雪あかり鑑賞です。
🕒 Day1|勝負は「昼」に決まる

13:30 移動と静寂の隙間
札幌駅からJR快速エアポートに乗る。
小樽着は、14時前後を狙う。
この時間帯は不思議だ。
昼の観光客は帰り支度を始め、夜のライトアップ目当ての人々は、まだ到着していない。
小樽の街に、一瞬だけ訪れる「エアポケット」のような静けさ。
この隙間を使わない手はない。
14:15 昼の「白い小樽」を散歩
ホテルに荷物を預けたら、外を歩くのは1時間だけ。
向かうのは**「手宮線会場」と「北運河」**。
其实、雪あかりのオブジェは昼間の方が造形として美しい。
真っ白な雪。そこに落ちる、柔らかな影。
夜には見えない「形」が、ここにはある。
夜は人で埋まる散策路も、今はほぼ貸切。
白い息を吐きながら、静かに歩く。
この1時間で、「外でやること」はすべて終わらせる。
15:00 チェックイン・即温泉
宿は**「ホテルソニア小樽」**。
部屋は必ず、**カナルビュー(運河側)**を指定する。
チェックインしたら、荷物を置いて、そのまま大浴場の天然温泉へ。
昼の散歩で冷えた体を、熱い湯に沈めた瞬間、「ああ、来てよかった」と思う。
この**「冷→熱」**の快感を得るためだけに、外を歩いたと言ってもいい。
17:00 部屋から「点灯」を見下ろす
17時。運河のライトアップが始まる。
外はマイナス5度。
観光客たちは、肩をすくめながら身を寄せ合い、必死にシャッターを切っている。
私は部屋のソファに座り、冷蔵庫からビールを取り出す。
窓枠が額縁になり、オレンジ色に染まる運河が、一枚の絵画のように浮かび上がる。
寒さゼロ。人混みゼロ。
これが、大人の「雪あかり」の正解だ。
18:30 並ばない「部屋飲みディナー」
夜の小樽、寿司屋通りは修羅場になる。
だから、行かない。
正解は部屋飲み。
- かま栄のパンロール
- ルタオのスイーツ
- コンビニで買った小樽ビール or サッポロクラシック
窓の外の雪あかりを肴に、B級グルメを頬張る。
高級レストランより、ずっと贅沢な時間がここにある。
🕒 Day2|余韻と撤収

09:00 遅めの朝食・朝風呂
昨夜は深酒をしても、すぐにベッドへ倒れ込めた。
ゆっくり起きて、もう一度温泉へ。
朝の光に照らされた運河は、昨夜とはまったく違う表情を見せる。
11:00 チェックアウト・直帰
チェックアウトは11時。
昼の行列が始まる前に、札幌行きの電車へ。
「観光地に来たのに、一度も観光客の波に飲まれない」
そんな、奇跡のような1泊2日が終わる。
🧠 旅のトリビア&Q&A

Q. 本当に昼の雪あかりで満足できる?
A. 写真派なら、むしろ昼がおすすめ。
夜は光量不足でブレやすく、人も写り込みやすい。
昼なら「白い雪」の質感を、静かに撮れる。
Q. なぜホテルソニアなのか?
A. 運河の目の前で、かつ天然温泉があるから。
この条件を満たす宿は、実は多くない。
Q. 冬の小樽、靴は?
A. 滑り止め必須。
後付けスパイクか、裏がしっかりしたブーツを。
🏨 今回の「まどろみ拠点」
ホテルソニア小樽
運河の特等席。この旅を成立させる必須要素。
その他の選択肢
- OMO5小樽(星野リゾート): レトロ建築好き向け
- グリッズプレミアムホテル小樽: 露天風呂派はこちら
まとめ|雪あかりは「外で頑張るもの」じゃない

小樽雪あかりの路は、美しい。
それは間違いない。
でも同時に、寒くて、混んでいて、体力を削るイベントでもある。
だからこそ、全部を正面から受け止める必要はない。
昼に、静かな「白い小樽」を歩く。
夜は、暖かい部屋の窓を額縁にして、光だけを眺める。
冷えたら温泉に入り、空腹になったら部屋で食べる。
外と内。寒さと暖かさ。動と静。
そのコントラストを楽しめたとき、雪あかりは「イベント」から「体験」に変わる。
旅は、頑張るものじゃない。
自分に一番ちょうどいい距離で、世界を見ることだ。
次の冬、防寒着を何枚も重ねる代わりに、「窓が特等席」という選択肢を、思い出してほしい。
小樽の冬は、ちゃんと引きこもった人にだけ、優しい。


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